「日清食品リーグ U18バスケットボール競技大会 関東ブロック2021(以下、関東ブロックリーグ)」の開幕戦は正智深谷高校(埼玉県)に102-82で勝利し、続くつくば秀英高校(茨城県)も79-58で快勝し、2連勝中の日本体育大学柏高校(千葉県)。キャプテン#4土屋 京瑚選手、201cmのビッグマン#15サコ スレイマン選手、つくば秀英戦で15点を挙げた#5丸山 真生選手はいずれも2年生です。
「新チームになったら自分が得点を取る役目になります」という丸山 真生選手は自覚が芽生え、積極的なプレーでチームを引っ張ります。一方、3年生たちの存在は大きく、「必ず悪い流れのときに助けてくれています。それを下級生たちにも覚えてもらい、同じようにできるようにならなければなりません」と野澤 亨コーチは言います。公式戦の中で先輩たちから的確なアドバイスをもらいながら、「いろんなことが吸収できるのこのリーグ戦に感謝しています」と丸山 真生選手は話し、貪欲に吸収していました。
残念ながら県予選で敗れ、ウインターカップへの出場を逃した日本体育大学柏高校ですが、「せっかく強豪チームと対戦できる機会であり、リベンジするためにも1年から3年まで全員で戦っていこう」と野澤 亨コーチは発破をかけ、関東ブロックリーグへ臨んでいます。初戦はウインターカップへの出場を決めた正智深谷高校に勝利し、「このリーグ戦ですべてを出し切ろうとみんなで話しました。強いチームとの試合は良い経験になりますし、今後につなげられるようにしていきたいです」と丸山選手は抱負を語ります。
野澤 亨コーチは3年生たちに対し、「自分のためにもなるから引退した気分ではなく、まだ現役が続いていると思って戦って欲しい」と伝えました。カテゴリーが上がる大学バスケを見据え、「これまであまりアウトサイドのプレーをしてこなかった選手に挑戦させたり、控えであまり出番がなかった選手にも少しずつプレータイムを与えるようにし、3年生たちにもここでしっかりとキャリアを積ませてあげたいです」と話し、試合が続くリーグ戦を通してチーム全体での底上げを目指しています。
コーチ陣にとっても、関東のトップチームと連戦が続くリーグ戦ははじめての経験であり、学びの場となっていました。
「ケガをしたり、調子を落としたり、長い戦いだからこそいろんなことが起きると思います。そのときにどう乗り越えるかということに対し、私たちコーチ陣も新しい勉強ができる機会です。逆に言えば、常にリーグ戦を戦っている大学やプロの監督は、本当に大変だなということをあらためて感じます」(野澤 亨コーチ)
日本体育大学柏高校は次戦(11月14日)、ウインターカップ出場校である桐光学園高校(神奈川県・男子)と対戦します。
※11月7日(日)に行われた「男子:日本体育大学柏(千葉)vsつくば秀英(茨城)」の試合の様子は「フォトギャラリー」にてご覧ください。