「日清食品リーグ U18バスケットボール競技大会 関東ブロック2021」優勝の行方

 「日清食品リーグ U18バスケットボール競技大会 関東ブロック2021(以下、関東ブロックリーグ)」は、ここまで37試合を終え、今週末(12月4日・5日)で全日程を終えます。
 今大会は、コロナ禍による2度の日程変更ならびにウインターカップ予選の合間に開催してきたことで、全チームが1回戦総当たりのリーグ戦とはならず、試合数も足並みが揃わない状況となりました。そのため、順位決定方法も従来の大会とは異なり、勝敗記録による勝利チームに「+2点」、負けチームに「+1点」が与えられる勝ち点に加え、多く試合数を実施したチームに試合実施点(7試合実施チーム「+3点」、6試合実施チーム「+2点」、5試合実施チーム「+1点」)が加算される方法をとっています。そして、勝ち点と実施試合点の合計点を、実施試合数で割った勝ち点平均で順位を決定します。(※詳細は順位決定方法をご参照ください)

 11月28日(日)終了時点で、男女合わせて全勝は唯一、昭和学院高校(千葉県・女子)が5連勝。勝ち点「10点」+試合実施点(5試合)「1点」÷5試合=勝ち点平均「2.20点」でトップに立ちます。続いて、前橋市立前橋高校(群馬県・女子)が、11月27日(土)の昭和学院との全勝対決を41-66で敗れ、4勝1敗で勝ち点平均「2.00点」で2位。残り試合は昭和学院高校は1試合、前橋市立前橋高校は2試合。もし1敗同士に並ぶと、1試合多い前橋市立前橋高校が逆転します。

 11月27日(土)、ここまで全勝していた日本体育大学柏高校(千葉県・男子)を、2度の延長の末に103-97で破った前橋育英高校(群馬県・男子)。3勝1敗の前橋育英高校は、今現在、勝ち点平均「1.75点」。11月20日(土)に開幕を迎え、今のところ4試合、試合実施点が加算されていない影響もあり、3勝2敗のつくば秀英高校(茨城県・男子)や桐光学園高校(神奈川県・男子)の勝ち点平均「1.80点」を下回っている状況です。逆に7試合を全うした日本体育大学柏高校は実施試合点「+3点」が加わっており、6勝1敗で勝ち点平均「2.29点」。前橋育英高校は残り1試合しかないため、最終週を迎える前に日本体育大学柏高校の優勝が決まりました。

 最終週、女子は、現在2位で追いかける前橋市立前橋高校が2連勝を目指します。対するは、ウインターカップ出場を逃した鵠沼高校(神奈川県)と埼玉栄高校(埼玉県)であり、一矢報いるべくモチベーション高く挑んでくることでしょう。首位に立つ昭和学院高校の最終戦は、2連勝中で調子を上げてきている明秀学園日立高校(茨城県)と対戦。
 一方の男子は、前橋育英高校と桐光学園高校の2位争いが注目です。前橋育英高校が勝てば、試合実施点「+1点」が加算されることで、勝ち点平均「2.0点」に上昇します。逆に、桐光学園高校が残り2戦を全勝すれば、7戦全うにより試合実施点「+3点」が加算され、勝ち点平均「2.14点」で上回ることができます。

 来月末に控える「SoftBank ウインターカップ2021」へ向けての調整するチームや、逆に早くも新チームへ切り替えているチーム、3年生にとっては最後の戦いとなるチームもあります。チームによって様々な状況ですが、トライ&エラーを繰り返しながら前に進んできた関東ブロックリーグも、いよいよラストウィークを迎えます。

 
 
■12月4日(土) 試合日程 (※カッコ内の勝敗は11/28終了時点)

[男子]
前橋育英(3勝1敗) vs 桐光学園(3勝2敗)

[女子]
埼玉栄(1勝3敗) vs 韮崎(4敗)
明秀学園日立(2勝3敗) vs 昭和学院(5勝)
鵠沼(1勝1敗) vs 前橋市立前橋(4勝1敗)

■12月5日(日) 試合日程 (※カッコ内の勝敗は11/28終了時点)

[男子]
桐光学園(3勝2敗) vs 実践学園(2勝3敗)

[女子]
埼玉栄(1勝3敗) vs 前橋市立前橋(4勝1敗)
鵠沼(1勝1敗) vs 明秀学園日立(2勝3敗)

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